住宅用火災報知器
火災が発生した際、いち早く知らせてくれるのが「住宅用火災警報器」で 就寝中や別のことに集中している時は、「住宅用火災警報器」がなければ出火に気づきにくく、逃げ遅れてしまうことがあります。また、自分が火災に気が付かなくても、「住宅用火災警報器」の鳴動に隣人が気づき、消防が駆けつけて事なきを得たケースもあります。
平成16年(2004年)の消防法および消防法施行令の改正によりには「住宅用火災警報器」の義務化が行われたため、それ以前に住宅を建てた方や購入された方は設置を検討する必要があります。
「住宅用火災警報器」は国家検定品であり、電池切れになると『ピッ』というブザー音が1時間に1回程度の頻度で、72時間以上鳴り続けるよう定められています。しかし、新築ではじめから設置されている場合、住んでいる人は「住宅用火災警報器」の存在を意識していないことが多く、10年以上鳴らなかった「住宅用火災警報器」のブザー音になかなか気づきません。たとえ気づいても、『10年火事がなかったのだから大丈夫だろう』と放置されがちです。
防火対策の一環として、「住宅用火災警報器」を継続して設置するとともに、交換・点検をする必要があります。